近年、日本国内でも徐々にメディアで取り上げられ、話題になってきたチョコレートの新流「ビーントゥーバーチョコレート」。
あなたは食べたことがありますか?
ビーントゥーバーとは?
カカオ豆選び、焙煎からチョコレートになるまでの工程を自社で一貫して行う製造スタイルのこと。
一般的なチョコとは何が違う?
一般的にチョコレートを製品化する際、「クーベルチュール」という製菓用のチョコレートが使われています。
クーベルチュールとはカカオバターが31%以上、カカオ成分は35%以上の流動性が高いチョコレート。
通常の板チョコを溶かしたものよりもゆるくて扱いやすく、チョコレートボンボンに絡めたりケーキのコーティングや彩りなど繊細な細工に適している材質なんですね。
そんなクーベルチュールをベースにした大量生産型チョコレートと一線を画し注目されるようになったのが、原料からこだわってつくられる「クラフトチョコレート」ブームです。
そのなかでも、カカオ豆の原産地にこだわり、収穫したカカオ豆を焙煎・粉砕・脱穀・乾燥・磨砕・調合…といった工程を完結する「ビーントゥーバー」を販売するメーカーが2000年以降アメリカで現れ始めました。
ブームの先駆けと言われているのは、2007年頃からビーントゥーバーを提供しているマスト・ブラザーズ・チョコレート(Mast Brothers Chocolate)。
シンプルな原料と、単一産地のカカオ豆を使って作られるチョコレートはカカオ豆が持っている風味をダイレクトに味わうことができ、産地の違いによって香りや味わいが変わる楽しみを知ることができます。
現在そのブームは日本でも広がっていて、「お菓子」としてだけでなく「嗜好品」としてもビーントゥーバーを楽しむ方が増えています。
どこで購入できる?
・『ミニマル』
2014年からスタートしているミニマルは、日本でビーントゥーバーを広めたメーカーのひとつ。東京の富ヶ谷本店、銀座、白金高輪、東武池袋で店舗を構えています。オンラインショップでも購入が可能ですよ。
このほか、中目黒と福岡、オンラインショップも手がける「グリーンビーントゥバー」、みなとみらい、川崎(ラゾーナ)、鎌倉の店舗をもつ「バニラビーンズ」や首都圏以外にも全国でビーントゥーバーを販売するショコラトリーが増えています。
まとめ
カカオ豆の選別からチョコレートになるまでの製造を一貫して行うビーントゥーバー。
カカオの風味を存分に楽しめる贅沢なチョコレートを、大事な人や自分へのプレゼントにぜひいかがですか?