「チョコレートを食べると頭が良くなる」
と聞いたら、どう思いますか?
アメリカのコロンビア大学メディカルセンターを中心とした研究チームが発表した論文に、『ココアに含まれる「フラバノール」が記憶力を向上させる』というものがあります。
この論文は、ネイチャーニューロサイエンス(研究論文誌)にも掲載されたんですね!
また日本でも、愛知学院大学のチームの研究で「カカオポリフェノール」が脳の神経細胞を活性化する事を臨床試験で確認した…というニュースもありました。
どうやらチョコレートと脳の活性(記憶など)に関しては既に、噂レベルなどではなく様々な研究機関や大学が取り組んでいるテーマでもある様ですね~
今回はズバリ!
「チョコを食べると暗記力・記憶力が格段に上がる」
主な4つの理由を一緒に見ていきたいと思います!
記憶力UP⇔カカオポリフェノール
愛知学院大学のチーム研究で行われた臨床試験で、脳の神経細胞を活性化することを確認した…という発表された事が知られています。
「脳の記憶力を向上させる」というコトが主な内容です。
同じように米コロンビア大学の研究チームの論文でも、カカオに含まれるフラバノールが記憶力を向上させると発表していますね。
フラバノールはポリフェノールやカテキン類の相称なので、カカオ由来のポリフェノール群という意味で「カカオフラバノール」と呼ばれます。
これらの、カカオに含まれるカカオフラバノール群には、記憶力を向上させるという臨床試験結果や研究データがある事は見逃せないですね!
集中力UP⇔デオブロミン
集中力
リラックス効果
この2点に定評があるカカオの代表的な成分ですね。
カカオ加工品であるチョコレートやココアに多く含まれているのが特徴で、同じくカカオに含まれるカフェインにも同様に集中力を増す働きがあると言われていますね!
リフレッシュ⇔糖質
チョコレートは…
カカオマス
カカオバター
ミルク
ショ糖(砂糖)
が主な原料となります。
砂糖からくるチョコレートの甘さは、勉強で酷使した脳の疲労をリフレッシュしてくれる働きがあります。
実際にショ糖(砂糖)は、吸収が早く脳のエネルギー源になりやすいと言われているんですよね!
栄養という観点から見ても、受験勉強や長時間の学習の合間にチョコレートで効率よくショ糖(砂糖)を摂取するというのは、理にかなった方法と言えるのではないでしょうか。
また、甘くてビターなチョコレートの香りは、少量でも満足度が高く気持ち面でもリフレッシュ効果がありますよね!
やる気⇔PEA
チョコレートを食べると、なんだかやる気が出てきたりしませんか?
実は…
チョコレートの主原料であるカカオには、ストレスを緩和し幸せな気持ちになる…と言われる様々な成分が含まれているのです。
その中の一つに
PEA(フェニルエチルアミン)
と呼ばれる成分があります。
この成分は別名「恋愛ホルモン」とも呼ばれる成分なんです。
簡単に言うと「活力がわいてくる」という感情に関係した物質で、恋愛の時のトキメキや幸福感に関係する脳内物質だと言われています。
チョコレートは、甘くておいしくて、一口食べると幸せな気持ちになる…
そんな印象が強いのですが、実際にこのPEAをはじめ、自然食材では同じくカカオにしか含まれていないと言われている「アナンダミド」と呼ばれる幸福物質や、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」なども含まれています。
こういったカカオ独特の”やる気”成分が、学習意欲を高めたり、「よーしやるぞ!!」といったやる気の源になっているのかもしれませんね!
また、ストレスを軽減すると言われるγ-アミノ酪酸(GABA)も、これらの一因を担っていると言えます。
まとめ
チョコレートは食べすぎると、カロリー過多や生活習慣病などの心配も出てきますし、肥満やダイエットの天敵にもなりかねません。
ですが少量であれば…
リフレッシュ
集中力
記憶力
やる気 など
これらを効率的に引き出すことができる強力なサポーターと言っても過言ではないと考えます!
受験勉強に、集中的な学習のお供に、是非活用してみてはいかがでしょうか?
ちなみに!
1日10~25g程度、市販の一口チョコ(1個4.5~5g位)を2~5個位を目安にすれば、摂取カロリーも50~130キロカロリー位に抑えられます。
厚生労働省の示している1日の間食の適正量は約200キロカロリーとなっているので、これくらいの摂取量であればご心配は必要ないのではないでしょうか?
ただし!
チョコレートを食べた後は、歯磨きをしっかりしてからお休みくださいね!